低層マンションと比較してみた【タワマンのメリット・デメリット】

高層マンションが立ち並ぶ夜の風景 ライフ

最近、タワマンから低層マンションへ、引っ越しました!

転居理由はいくつかありますが、最も大きいのは「ライフスタイルの変化」かなと思います。

実際に暮らしてみて、タワマンも低層マンションも、どちらもそれぞれのメリットとデメリットがあるというのが、正直な感想です。

本ブログは、住んでみて分かったタワマンのメリット・デメリットを、低層マンションと比較してまとめたものです。

これから、マンションを購入しようと計画中の方の参考に、少しでもなればうれしいです。

※当方は、住宅売買のプロではありません。実際に住んでいた者の体験談として、読んでいただきますようお願いします。

1.タワーマンションのメリット

1.眺めがよい

高層階であること前提ですが、眺めがよいのは、タワーマンションの最大の魅力です。

よく「眺めは3日で飽きる」と言われますが、そんなことはありません!

もちろん、ベランダに出てただ眺めを楽しむ、というのは、最初のころだけでした。

でも、花火を見たり(夏には、週末ごとにどこかの花火が見られます)、富士山がくっきり見える日があったり(冬に多いです)、ベランダにリクライニングチェアを置いて寝ころんだり、お茶やワインを楽しんだり・・・などなど、季節によっていろいろと楽しめます。

また、人目を気にせず、カーテンを開けたままで過ごせるのも、ストレスフリーでした。

タワーマンションからの眺め 昼の雄大な景色
雄大なながめ 実際はもっときれいです
タワーマンションからの眺め 夕暮れ時の景色
夕暮れ時の景色がとくに好きでした
タワーマンションからの眺め 夕日がビルに当たっている
夕日がビルに当たっています 左には東京タワー
タワーマンションからの眺め 夕日が沈む横に、富士山のシルエットが浮かぶ
富士山のシルエットがくっきり見えました
タワーマンションからの眺め 夜景が美しい
夜景もきれいです
タワーマンションからの眺め スカイツリーがライトアップされている
スカイツリーのライトアップ

南向き住戸だったので、南の都心の眺めも楽しめますが、ベランダに出ると、西の富士山も、東のスカイツリーも、よく見えました。

低層マンションでは決して得られない、自分だけの絶景です。

2.セキュリティがしっかりしている

私が、最初にタワーマンションを購入しようと考えた一番の動機は、「セキュリティがしっかりしているから」でした。

・エントランスにコンシェルジュがいる。

内廊下なので、外部から侵入できない。

・エントランス、廊下、エレベーターなど、監視カメラが数多く設置されている。

都会で暮らすものにとって、安心して暮らせるという点は、とても大きなメリットです。

タワーマンションのオートロックドア
オートロックドア この後もう一つオートロックドアがあり、二重のセキュリティに守られている
タワーマンションの内廊下
内廊下は、快適なだけではなく、外部からの侵入を防ぐ

私の知り合いで、5階建てマンションの最上階に住んでいて、屋上から泥棒に侵入された方がいます。

タワマンでは、考えられないことです。

もちろん、低層マンションでも、内廊下だったり、コンシェルジュが常駐したりと、セキュリティの良いところもあります。

ですが、バルコニーからの侵入の可能性を考えると、タワマンの方がより安全と言えるのではないでしょうか。

3.便利な共用施設がある

タワーマンションには、多くの場合、様々な便利な共用施設があります。

私が住んでいたタワマンの場合、次のような施設がありました。

・ラウンジ

・ゲストルーム

・パーティールーム

・キッズルーム

・ヒーリングルーム

・フィットネスルーム

・ライブラリー

・スタディールーム

・ビューラウンジ

中には、正直いらないかな~というものもありましたが、便利なものもありました。

ゲストルームは、本当に助かりました。

安くてきれいで、泊まった人はみんな、すごく感激していました。

パーティールームも、来客が4人以上のときに、使いました。

自宅のダイニングテーブルは4人掛けだったので・・。

食器、冷蔵庫、コンロ、電子レンジなど、必要なものはほぼそろっているので、便利でした。

ラウンジも、保険会社の人と話すときなど、部屋に通すのはちょっと・・というときに重宝しました。

タワーマンションの共用施設 ライブラリー
ライブラリー 勉強や仕事をしている人もいました
タワーマンションの共用施設 ラウンジ
ラウンジ 静かに水が流れていて、心地よいです
タワーマンションの共用施設 テラス
ラウンジからはテラスにも出られます
タワーマンションの共用施設 キッズルーム
私には縁のなかったキッズルーム

4.ごみ処理が楽

各階にゴミステーションがあり、いつでもどんな種類のごみでも、簡単に捨てられました。

常に清潔に保たれていて、においも全く気になりませんでした。

これは、本当に助かるサービスです。

タワマンによっては、一か所のみしかゴミステーションがないところもあり、そういうタワマンに住んでいたこともありましたが、経験上、各階ゴミステーションはかなり便利です。

5.資産価値が下がりにくい

駅近のタワマンであれば、需要が多く、資産価値は下がりにくいです。

これまで、

駅近ではない中層マンション⇒駅近低層マンション⇒駅近ではない中規模のタワーマンション⇒駅近大規模のタワーマンション⇒駅近低層マンション

のように、何度か転居する中で、いろいろなマンションを調べたり、売買したりしました。

その結果、資産価値を考えると、

駅近タワマン最強!

という結論に達しました。

実際に昨年まで住んでいた「駅近タワマン」は、売りに出した場合の査定額が、購入時よりかなり高くなっています。

今は、賃貸に出しています。

タワマンに住んでみたいという人が多いためか、すぐに借り手が見つかりました

仕事をフルリタイアした私にとって、頼れる収入減になっています。

また、インフレ対策として持っておくと、いざというときに安心ですし、人気のタワマンなら売りやすいと思います。

2.タワーマンションのデメリット

1.管理費・修繕積立金が高い

管理費が高いというのが、タワマンの一番のデメリットといえます。

先ほど挙げたメリットを享受するためには、やむを得ないことなのですが・・。

ごみ処理、内廊下などの清掃、共用施設の管理、コンシェルジュの費用など、便利に暮らせれば暮らせるほど、管理費は上がってしまいます。

修繕積立金も含めると、ローンがなかったとしても、毎月かなりの費用が掛かります。

ちなみに、低層マンションに転居した今、管理費と修繕積立金を合わせた月々の出費は、以前の半分以下になりました。

私が今暮らしている低層マンションは、管理人さんが常駐ではなく、内廊下でもないので、管理費がかなり安いです。

その分、不便なこともありますが、「安いからいいや・・」と思えます。

修繕積立金についても同様に、かなり安くなりました。

以前と今の管理費・修繕積立金の差額は、旅行など、好きなことに使っています。

※低層マンションの中には、管理費や修繕積立金の高いところがありますが、一般的にはタワマンの方がより高い傾向にあります。

フリーのイラスト 夫婦が資産について考えている

2.エレベーター問題

高層階だとエレベーター待ちが長くて不便、という問題があります。

私は、それほど不便さを感じませんでしたが、せっかちな方や、急いでいるときなどは、いらいらしてしまうかも知れません。

そして、もう一つの「エレベーター問題」は、地震などでエレベーターが止まってしまったらどうするか、ということです。

私自身はたまたま被害を受けることがなかったのですが、知人は、赤ちゃんを抱えて、荷物をもち、高層階の自宅まで階段を上がって、とても大変だった経験をしたそうです。

大きな災害が起きたら・・と考えると、やはり高層階はちょっと心配ですね。

タワーマンションのエレベーター
時間帯によっては込み合うエレベーター

低層階なら、エレベーターにたよらなくても、階段で移動できます。

地震などの災害時にも、安心ですよね。

また、低層マンションの場合、タワマンに比べて戸数が少ないので、混みあうこともありません。

タワマン時代は、エレベーターで誰にも会わなかった、などということは皆無でしたが、今は、むしろエレベーターで一人だけの時がほとんどです。

3.騒音問題

タワーマンションは、大きな道路や鉄道などの近くにあることが多いです。

私の住んでいたタワマンも、高速道路の近くでしたので、窓を開けると、ややうるさかったです。

個人的には、車より電車の音の方が気になるので、マンション選びの際には、線路や駅の近くは避けましたが、道路を避けるのは、無理でした。

とても気密性のよい窓を使っているので、閉めると静かでした。

でも、閑静な住宅を好む方には、タワマン周辺の騒音が気になってしまうでしょう。

対して、低層マンションは、一般的に、静かなところに立っています。

私の今の住まいも、前が細い道で車が通らないため、窓を開けていても、とても静かです。

4.外気の影響を受けやすい

遮るものがなく、窓が大きいので、外気の影響を直接受けてしまいます

タワマンは、夏は暑くて、冬は寒い傾向があります。

特に、角部屋は、このデメリットを最大限に受けてしまいます。

以前、私も、角部屋のタワマンに住んでいたことがありますが、夏の暑さと冬の寒さには、閉口しました。

このデメリットをできるだけ緩和させるには、南向きの中住戸がおすすめです。

南向きだと、夏暑いのでは・・と思われがちですが、夏は太陽の位置が高いので、部屋にまで日が差しません。

反対に、冬は太陽の位置が低いので、部屋の中まで日が差し込みます。

また、中住戸だと、お隣の部屋が夏は冷房、冬は暖房を使っているため、角部屋に比べると、過ごしやすいです。

「外気の影響を受けやすい」というタワマンのデメリットは避けられませんが、南向き中住戸なら、多少緩和できるといえます。

ヒトフェリ
ヒトフェリ

夏涼しくて、冬暖かいので、南向きがおすすめです!

低層マンションの場合は、外気の影響が少ないです。

実際、低層マンションで暮らすようになって、冷房代、暖房代がかなり節約できています。

電気代が高騰している昨今、とてもありがたい低層マンションのメリットです。

フリーイラスト マンションが立ち並ぶ街の様子

3.まとめ ~タワマンと低層マンション どちらが良い?~

タワマンと低層マンション、両方に住んでみて、それぞれメリットとデメリットがあることは、実感しています。

では、どちらがより住みよいのか・・・

それは、住む人のライフスタイルによると思います。

私が、快適なタワマンから引っ越した理由は、仕事をフルリタイアしたことが大きいです。

収入が減り、時間が増えました。

仕事で忙しくしていたときと違い、ごみ処理に時間がかかっても、管理費が安い方が、今はいいです。

また、万一、エレベーターが動かないような事態になったとき、若いときなら何とかなっても、今は体力的に不安です。

仕事をリタイアした今、タワマンからの家賃収入や、管理費などの維持費の差額で、旅行や趣味を楽しんでいます。

タワーマンションが何棟か立ち並ぶ様子

タワマンか低層マンションかについては、今のライフスタイルと、今後の人生設計によるので、それぞれのメリット・デメリットを見極めて、慎重に決めることが大切だと思います。

マンション購入は、人生を大きく左右する大きな買い物です。

いろいろな物件を見たり、情報を集めたりして、自分に合った満足のいくマンションを、ぜひ見つけてくださいね!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ヒトフェリよりご挨拶
ヒトフェリよりご挨拶

こんにちは! 池袋在住、アラ環女子のヒトフェリです。

ヒトフェリは、「フェリス(幸せ)なヒトミ」の意味で、願望を込めて付けました。

念願かなって仕事をフルリタイアし、気ままな旅を楽しみながら、第二の人生を模索中です。

アラ還女子の旅日記。どうぞよろしくお願いします!

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