日本ではあまりなじみのない国「セネガル」。
実は、セネガルは、情勢不安定な国が多いアフリカの中で、比較的治安のよい国です。
しかも、「おもてなし」の心をもつ穏やかな国民性だと言われています。
初めてのアフリカ旅行には、ぴったりの国ではないでしょうか。
私は、ダカールに住んでいる知人から、話を聞いているうちに、ぜひ行ってみたいと思うようになりました!
本ブログでは、2022年4月に、初めてダカールに滞在したときの様子について、まとめました。
1.セネガルってどんな国?
1週間の短い期間で、しかも、首都のダカールだけの旅でしたが、その時の印象や、事前に調べたこと、そして、ダカールに住んでいる知人の話も織り交ぜながら、ご紹介します。
・公用語はフランス語。
家では現地語を話す人が多いようです。
ホテルでは、英語が通じました。
・治安は、比較的よいと言われている。ただし、カザマンス地方など、危険な地域もある。
・ダカールの気温差は小さく、比較的過ごしやすい。(夏の最高気温が31℃、冬の最低気温が19℃)
旅行のベストシーズンは、1~5月。ちょうどよい季節に旅行できました。
・ダカールの物価は、高め。日本と変わらない、あるいは、少し高いかも。
・タクシーは、乗る前に値段交渉をする。
タクシーの車体は、おんぼろです。
運転手さんは、英語は話せないと思っておいた方がよいでしょう。数字とジェスチャーで何とかなります!これも、旅の醍醐味‼
価格交渉だと、旅行者に対しては、どうしても高めな設定になってしまいますね・・😓
私は、前もって、ホテルの人などに相場を聞いてから、乗るようにしました。
・親切で穏やかな人が多い。
これまで旅行した国の中で、ベスト3に入るぐらい、好印象でした!
2.ダカールのホテル
初めて訪れる国で、土地勘もないので、治安がよいとされる「プラトー地区」のホテルを予約しました。
「プラトー地区」は、大統領官邸や大使館、高級なレストランなどが集まっているエリアです。
ダカール空港と、プラトーなどの街の中心部は、かなり遠いです。
バスもあるようですが、大きな荷物があったので、タクシーを利用しました。
5000円ほどかかりましたが、高速道路も使うので、妥当な価格かな~?
①プルマン ダカール テランガ
初めの2泊は、五つ星ホテル「プルマン ダカール テランガ」を、旅行前に予約しました。
ダカールの人に「いちばんよいホテルはどこですか」と尋ねると、ほぼ全員が「プルマン!」と答える、そんなホテルです。
プルマンホテルは、東京田町にもありますね。朝食やアフタヌーンティーの評判がよいので、今度行ってみようかな😊
部屋は、このホテルでは一番安い部屋にしましたが、それでも十分広くてきれいでした。
ツイン1部屋朝食付きで、3万円ぐらいでした。
とくに、朝食レストランが広く、ゆったりとしていて、快適でした。
テラス席からは、絶景が眺められます。
朝食バイキングの種類が多すぎて、2日間では、全然食べきれませんでした。
フルーツが新鮮で種類が多いのは、女性にとって高得点ではないでしょうか。
客層も、女性がやや多い印象でした。
ジュースも、しぼりたてで、めちゃくちゃ美味しい‼
②ホテルジャンブール
「プルマン」に2泊した後、4つ星ホテル「ジャンブール」には、4泊しました。
「ホテルズコム」のサイトで「プルマン」を予約したときに、「ジャンプール」もいいなあ、と思っていました。
2つのホテルは近いので、街を散策がてら、ホテルを探してみました。
道をたずねると、周りの人が集まってきて、英語のわかる別の人を探してきてくれました。
ジャンブールは、フロントやテラスの雰囲気が気に入ったので、その場で予約しました。
ちょっとだけいい部屋を予約して、1泊2万円ほどでした。
プルマンより1泊で1万円、合計で4万円も節約できました!
部屋は、すごく広くて、大きなベッドとソファが置いてありました。
床は大理石で、高級感があります。
初めに案内された部屋は、かなり上の階で、水圧が弱かったので、同じ間取りの下の階に変えてもらいました。
朝食は、やはりバイキングです。
プルマンに比べると、種類が少ないですが、十分美味しくいただきました。
フルーツや野菜が豊富で、旅で不足しがちなビタミンが摂れ、ありがたかったです。
「ジャンボール」は、「プルマン」に比べて、男性客がやや多い印象でした。
どちらのホテルも、快適に滞在できると思います。自信をもっておすすめします!
3.レストラン
ジャンブールホテルから歩いてすぐのレストランを2軒、ご紹介します。ガイドブック「ロンリープラネット」に掲載記事を読んで、行ってみました。それぞれ雰囲気も料理も違うのですが、美味しくて値段も良心的だったので、どちらも2回ずつ通いました。
①CHEZ LOUTCHA
1軒目は、アフリカ料理のお店です。
お客は、地元の人と観光客と、半々ぐらいでした。
中に入ってみると、あまり客もおらず、雰囲気も暗めで、不安になりました。
遅い時間になって混み始めたので、ちょっと安心しました。
お料理は、食べてみると、どれもすごく美味しくて、ボリューム満点です。
1500円ほどでお腹いっぱいになる上、場所も便利だったので、翌日もリピートしました。
②MIMS
こちらは、先ほどのレストランとは、また全然違う雰囲気です。
1階はベーカリー、2階がレストランになっています。
ベーカリーは、地元の人たちから、人気のお店です。
夕方には、仕事帰りにテイクアウトしようという人の列が、入り口の外まで続いていました。
メインの料理と、付け合わせを選べます。
ドリンク込みで1000円ぐらいでした。
デザートにフルーツを頼んだところ・・
このような状態で、出てきました!ちょっと、食べにくいかも・・
そこで、切ってほしいと頼んでみたら・・
こんなおしゃれに、切ってくれました❣
すごい!! うれしい!!
でも、なんか量が減っているような・・
笑える楽しいエピソードでした。
4.ダカール近郊の観光
①奴隷の島「ゴレ島」
ゴレ島へのフェリー乗り場へは、歩くと少し遠いので、タクシーの利用がいいかもしれません。
フェリーで20分ほどで、島に着きます。
これが、世界遺産として有名な「奴隷の家」です。
各地から集められた人々が、この家に収容され、船で売られていきました。
建物の裏側は、海になっていて、扉から出られるようになっています。
この扉は、「Door of No Return(帰らざる扉)」と呼ばれています。
扉の向こうの海には、奴隷を運ぶ貿易船が待っていました。
そして、この扉から出て行った人は、もう二度と祖国へは戻れなかったのです。
悲しい負の遺産ですが、訪れることができ、よかったです。
②バラ色の湖「ラックローズ」
「ラックローズ」は、ダカールの中心地からタクシーで2時間ほどかかりました。
タクシーは、ホテルのフロントで手配してもらいました。
ボートで沖の方まで乗せてもらいました。
ラックローズでは、製塩業が盛んです。
ボートで近づくと、収穫した塩を見せてくれました。
一日中、湖の中で、塩をとっているそうです。大変な仕事ですね。
お土産に、ラックローズで採れた塩を買いました。
ラックローズは、季節によって色が違うので、行く前はちょっと心配でした。
でも、濃いピンク色の美しい湖を見ることができました!
5.まとめ
今回、ダカールに行くにあたり、ホテルなどについていろいろ調べたのですが、なかなか情報が見つかりませんでした。
やっと見つけても、かなり古い情報だったり・・
このブログが、ダカールへの旅行を考えておられる方や、いつか行ってみたいなあと思われた方に、少しでも役立つとうれしいです。
最後に、セネガルは、安全とは言っても、日本ほどではないですし、外国人は目立ちます。
もし、旅行される場合は、その点に留意し、楽しい思い出を作ってくださいね❣