【登別温泉 第一滝本館 宿泊記 Part2】泉質がお気に入り過ぎて、長逗留しました!

温泉旅行

大の温泉好きの私が、一番多くリピートしているのが、登別温泉第一滝本館」です。

というわけで、今回が4回目の訪問、しかも、1週間もの長期逗留をしてみました!

第一滝本館」は、規模が大きいので、こじんまりした風情のある旅館を希望される方には、不向きかも知れません。

ですが、その分、大浴場がとても広く、浴槽が何種類もあるので、混み具合が気になったことは一度もありません。

24時間いつでも、掛け流し温泉を心ゆくまで楽しめます。

本ブログは、2024年6月に、登別温泉第一滝本館」に宿泊したときの様子を記録したものです。

1年前に「第一滝本館」に宿泊したときのブログもありますので、よろしければご覧くださいね!

1.部屋

今回、宿泊したのは、「デラックス本館和室リビング付き」です。

本館は、5階から9階までが客室になっていて、私の泊まった部屋は6階でした。

この「デラックス本館和室リビング付き」は、本館6階にしかなく、最近リニューアルされたばかりで、とてもきれいな部屋です。

廊下の絨毯もふかふかで、高級感にあふれています。

扉を開けると、広々とした玄関が迎えてくれます。

奥には、和室とリビングスペースがあります。

和室は、12畳もあります。

畳も、新しくてきれいです。

リビングには、おしゃれでモダンなソファとテーブルがあります。

のんびり寛げそうですね!

窓からは、美しく整えられた中庭と、山の緑を眺めることができます。

洗面室、風呂、トイレは、もちろん別になっています。

第一滝本館」には、本館、西館、東館、南館があります。

部屋の種類も、露天風呂付き客室、プレミアム、デラックス、スーペリア、スタンダードなど、20種類以上あるので、予算や好みでいろいろ選べます。

ちなみに、私が宿泊するのは、いつも本館のデラックス和室です。

プレミアムでなくても、広さも十分あり、きれいで快適です。

そして、本館には団体客がいないようで(多分ですが・・)、静かで快適に過ごせます。

ヒトフェリ
ヒトフェリ

露天風呂付きの客室に宿泊するのが大好きな私ですが、第一滝本館は大浴場が本当に素晴らしいので、部屋の露天風呂までは必要ないかな?と個人的には思っています。

快適さとコストパフォーマンスを考えると、デラックスはおすすめです!

2.温泉

第一滝本館は、源泉掛け流し温泉に、24時間いつでも入ることができるのが魅力です。

本館から大浴場までは、少し遠いのですが、途中の階段2か所にエスカレーターが付いているので、それほど苦になりません。

大浴場入り口の正面には、タオル置き場や水着のレンタル、ドリンク販売などの受付があります。

右側が女風呂、左側が男風呂です。

温泉の入り口に、バスタオルとフェイスタオルがあり、1枚ずつもらってから入ります

部屋からタオルを持たずに温泉に行ける上、その都度新しいタオルが使えるのが嬉しいです。

更衣室は、広々としています。

とにかく広いので、おそらく多くの宿泊客や日帰り客がいると思うのですが、混んでいる感じは全くしませんでした。

湯上がりには、冷たい水と「蝦夷ウコギ茶」が用意されています。

ごくごく飲んで水分補給できました。

この「蝦夷ウコギ茶」がすごく美味しかったので、お土産に買って帰ることにしました。

第一滝本館の大浴場は、全て源泉掛け流し(温度調節のため、加水あり)で、泉質は5種類もあります。

なんと、本の10泉質の半分が、第一滝本館だけで楽しめるそうです。

第一滝本館 温泉 部屋のパンフレットに書かれた泉質の種類 日本の10泉質の半分がここだけで楽しめる

それぞれの浴槽に、泉質と効能の説明があるので、分かりやすいです。

とくに、私のお気に入りは、「芒硝泉 ぬるめ」です。

本当にぬるめなので、長く入ることができます。

他にも、内湯にはたくさんの種類の浴槽があります。

露天風呂も風情があってすてきです。

内湯を出たところに、「硫黄泉」の露天風呂があります。

白濁した硫黄泉は、いかにも温泉という感じがしますね!

硫黄泉の横の階段を降りると、また3つの露天風呂があります。

奥の「金蔵の湯」は、浴槽は小さいですが、趣があって、素敵です。

この「金蔵の湯」は、加水無しの掛け流しです。

水車を通って流れ込んでくる過程で、自然と温度が下がるのでしょうか。

ちょうどよい温度で、心地よい温泉でした。

中央の大きめの浴槽は、硫黄泉です。

白濁した源泉が、こんこんと湧き出ています。

手前の浴槽「腰湯」は、少し深くなっています。

露天風呂では、お酒などを飲みながら温泉を楽しむことができます。

今回、連泊サービスで、飲み物券をいただきました。

いつもなら日本酒は飲まないのですが、せっかくの機会なので、試しにお酒(常温)を頼んでみました。

美しい景色を眺めながら露天風呂でいただくお酒は、想像以上に美味しく感じられました。

注文する際は、部屋番号を言ってサインをするだけなので、便利です。

大浴場の入り口にも、飲み物を販売している窓口があり、そこでも注文できるようです。

お風呂の掃除は、10時から12時ぐらいの間に行っているようです。

日替わりで、いくつかの湯船のお湯を全部抜いて、しっかりお掃除されていました。

そのおかげで、清潔な温泉に、24時間いつでも好きなときに入ることができます。

連泊客にとって、昼時もいつでも入れるのは、とても有難いです!

3.食事

食事は、ビュッフェ、半個室食、部屋食の3種類から選べます。

今回も、ビュッフェと半個室食の両方を選択しました。

ビュッフェは、以前宿泊したより種類が多く、大満足でした。

半個室食は、静かな食事処で、ゆったりと食事を楽しめました。

どちらもよかったかというと・・・

両方とも、それぞれよかったです!

①ビュッフェ 夕食

さすがは北海道、お刺身やホタテのバター焼きなどの魚介類が豊富でした。

お刺身は、サーモン、ぶり、まぐろ、たこの4種類でした。

とくに、ぶりとサーモンがとろけるような味わいでした。

ジンギスカンも、柔らかくて美味しかったです。

ライブキッチンでは、ステーキ、天ぷら、ラーメンなどを提供していました。

出来立て、あつあつのものをいただけるのは、嬉しいですね!

連泊サービスで、お寿司をいただきました。

他にも、帆立のバター焼きなど、いくつか選べるようでしたが、美味しかったので翌日もお寿司を選びました。

最後は、いちご大福とアイス(柚子と抹茶)で締めとしました。

前回と比べて、特によかったと思ったのは、雰囲気です。

以前は、ビュッフェのマナーが悪くて少し嫌な思いもしましたが、今回はそういうことはありませんでした。

いろんな場所に、「トングでお取りください」などの注意書き(日本語&外国語)が掲示してあったことや、浴衣の袖止めが目立つところに置いてあったことなどが、功を奏したのかも知れません。

テーブルとテーブルの間も広くとられていて、快適でした。

ですが、一度だけ、ライブキッチンのステーキコーナーで、こんな場面を目撃してしまいました。

お年寄りの日本人男性客が、ステーキ肉のお皿が並んでいるのに、それを取ろうとせず、お肉を焼いているスタッフに、

「それ(今焼いている最中の肉)ちょうだい」

と、何度もしつこく言っていました・・・

並んでいたお皿のお肉も、焼き立てで十分美味しいですよ!!

②ビュッフェ 朝食

朝食ビュッフェも、夕食と同じ会場です。

種類が豊富で、美味しかったです。

起きたばかりでお腹が減っていなかったのですが、ついついたくさん食べてしまいました。

大好物の「ししゃも」を、毎朝たくさん食べることができ、大満足です。

デトックスウォーターは、どれも美味しかったですが、苺の色と香りがほんのりただようお水が、とくに気に入りました!

手作り豆腐もすごく美味しかったです。

ビュッフェは、朝食も夕食も、種類が豊富な上、大好きな海鮮がたくさんあり、3連続でも、飽きることなく楽しめました。

③半個室食 夕食

食事処「湯の里」は、ほぼ個室になっていて、静かに落ち着いて食事を堪能できます。

今回は長逗留でしたので、半個室食を3回いただきましたが、ここでは、1日目の献立をご紹介します。

食前酒は、「梅酒」です。

定番ですが、やはり美味しいですね!

前菜は、「にしん生姜和え」「空豆甘露煮」「菜の花しらす和え」「鶏木の実寄せ」「うぐいす豆腐 美味餡掛け」です。

色鮮やかに、盛り付けも凝っていて、食欲がそそられます。

向付は、「お刺身4種」です。

魚の種類は、本マグロ、北寄貝、ぶり、鯛でした。

どれも新鮮で、とろける味わいでした。

酢の物は、「ずわい蟹」です。

特製の土佐酢をつけると、美味しさが引き立ちます。

炊合せは、「若竹煮」です。

歯触りのよい竹の子、鯛の子の煮物、桜海老真薯など、どれも出汁がたっぷりと浸み込んでいました。

人参が、第一滝本館名物の金棒の形になっていました。

遊び心がすてきです!

台物は、「北海道産ほたて愛妻鍋 愛妻蕗味噌鍋」です。

温泉水を出汁のベースにした料理で、登別温泉の始「滝本金蔵」さんの夫婦愛にちなんで「愛妻鍋」としたそうです。

焼き物は、「星空の黒牛 ちり酢」です。

北海道産の和牛「星空の黒牛」は、ほんのりと甘みがあり、とても柔らかかったです。

揚げ物は、「北海道産さくら鱒 蕗味噌揚げ」です。

付け合わせのトマトとこごみの天ぷらも、揚げ立てでさくさくでした。

鴨山吹は、見た目も美しく、上品な味わいでした。

ご飯は、「山菜釜飯」でした。

おこげの部分も、香ばしかったです。

北海道産しじみ汁」「香の物二種」といっしょにいただきました。

締めのデザートは、「手作り 苺ようかん」でした。

大好きな味でした!

翌日、翌々日の夕食も、とても美味しかったです。

その中でも、特に気に入ったのは、「雲丹釜飯」です。

蒸した雲丹が、ぜいたくにもたっぷり入っていました。

北海道のお米「ななつぼし」と雲丹の釜飯は、風味が素晴らしかったです。

④半個室食 朝食

朝食は、夕食と同じ食事処「湯の里」でいただく和食膳です。

朝からボリューム満点でした。

温かいお鍋が嬉しかったです。

4.アクセス(新千歳空港から・札幌駅から)

新千歳空港からも、札幌駅からも、高速バスが便利です。

どちらも、第一滝本館のすぐそばに停車します。(停留所:第一滝本前

札幌駅 ⇔ 第一滝本館

道南バス 高速おんせん号 (完全予約制)

札幌駅前 13:40 ⇒ 第一滝本前 15:26

第一滝本前 9:24 ⇒ 札幌駅前 11:15

運賃:2500円(片道)

※2024年6月現在

新千歳空港 ⇔ 第一滝本館

道南バス 高速おんせんエアポート号 (完全予約制)

新千歳空港(2番乗り場)14:13 ⇒ 第一滝本前 15:41

第一滝本前 10:24 ⇒ 新千歳空港(2番乗り場)12:00

運賃:1800円(片道)

※2024年6月現在

※新千歳空港での2番乗り場は、JALの窓口近くです。ANAは29番、国際線は86番です。乗り場によって、数分ですが時刻が異なります。

5.最後に

登別温泉は、とても有名で、人気のある温泉地です。

第一滝本館」も、日本全国はもちろんのこと、海外からの大勢の宿泊客、日帰り客で賑わっています。

口コミなどでは、温泉に対する高評価の反面、客のマナーが悪いといったマイナス評価が多く見られ、私自身も以前同様に感じたことがありました。

ですが、今回の再訪問で、かなり改善されたなあと感じました。

大浴場の脱衣所には、係の方がいて(いつもではありませんが、かなり何回もお見掛けしました)、やり方が分からなかったり間違っていたりする客に、声を掛けていました。

たとえば、スリッパを脱がずに入ってくる外国の方に間違いを教えたり、入ってくる客に挨拶したりロッカーの場所を案内したりされていました。

私も、「よかったら冷たいお茶どうぞ~」と声を掛けていただきました。

そういう方がいるだけで、雰囲気はかなり違うし、マナーを守る雰囲気づくりにもなっているように思いました。

注意書きがあちらこちらに掲示されていたことも、よかったのではないでしょうか。

第一滝本館のスタッフの皆様の努力の賜物です。

ありがとうございました!

おかげ様で、快適な湯治になりました。

また、絶対来ます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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