ひば千人風呂で有名な「酸ヶ湯温泉」は、300年も昔から湯治場として栄えてきた、由緒ある温泉です。
その泉質は素晴らしく、万病に効果があると言われていて、今でも湯治に訪れる人々でにぎわっています。
本ブログでは、2023年6月、酸ヶ湯温泉旅館に宿泊したときの部屋、温泉、食事などについて、まとめています。
温泉好きなら一度は訪れたい「酸ヶ湯温泉」の魅力をお伝えすることができればと思います。
1.部屋
酸ヶ湯温泉旅館には、旅館棟と湯治棟があります。
今回は、旅館棟に2泊しました。
旅館棟には、和室トイレ付、和室トイレ無し、洋室トイレ付の3種類の部屋がありますが、今回は洋室を予約しました。
4年前にリニューアルされた部屋は、まだ新しくて快適に過ごすことができました。
各部屋には、鳥の名前が付いています。
一泊目の部屋は、「カッコウ」です。
扉のステンドグラスが、素敵ですね!
扉を開けると、正面にお茶セットがありました。
ベッドの後ろの飾りや、ステンドグラスの照明も、部屋の雰囲気にマッチしていて、落ち着きます。
窓際には、座り心地の良いソファがあります。
部屋の名前「カッコウ」と書かれたのれんの向こうは、洗面所になっています。
トイレの空間も広く、ウォシュレット付きです。
浴衣やタオルは、かごの中に準備されていて、これを持って温泉へ直行できます。
茶菓子は、「しょうが味噌まんじゅう」でした。美味しかったです!
とても居心地のよい部屋だったのですが、窓を開けた正面の建物が工事中で、作業員の方と目が合いそうな感じでした。
クーラーがなく、窓を閉め切ったままでは暑かったので、2泊目は別の部屋に変えていただきました。
だめもとでお願いしてみたら、部屋を変えていただけました!
わがままを言ってすみません・・
工事が終われば、「カッコウ」も、十分快適ですてきなお部屋だと思います!
2日目の部屋は、「クマタカ」です。
寝室と居間が分かれた広い部屋で、テンションが上がりました。
仕事などに便利な机もありました。
クマタカの飾りが素敵です。
洗面所やトイレ、備品等は、1日目の部屋と全く同じでした。
2泊目の茶菓子は、「津軽の恋人」。
りんごの香りが爽やかで、上品なお味でした。
次回泊まるときには、「クマタカ」をリクエストして予約しようと思うほど、快適な部屋でした。
宿泊費は、「クマタカ」の方が「カッコウ」より少しお高いですが、それでも人気で予約が取りづらいみたいです。今回は、空いていてラッキーでした!
2.ひば千人風呂
酸ヶ湯温泉といえば、「ひば千人風呂」で有名です。
基本的には男女混浴ですが、夜20:00~21:00と、朝8:00~9:00は、女性専用になります。
24時間いつでも入浴可。
さすが、「国民保養温泉地第一号」に指定された温泉ですね!
「ひば千人風呂」の見取り図は、下記のようになっています。
「熱の湯」は、漢字から「あつい湯」をイメージしますが、実は湯温は低めで、41℃です。
「四分六分の湯」は、湯温が高めで、43℃です。
「冷の湯」は、かけ湯です。
この広い空間に、柱が一本もなく、解放感がすごいです。
ヒノキと温泉の香りで、心身ともに癒されました。
ヒバ千人風呂を出たところに、「木霊清水」という名前の飲水所があります。
湯上りに飲む清水の味は、格別です!
3.玉の湯
「玉の湯」は、女性用内風呂です。
夜中の1:00~3:00以外は、いつでも入浴可です。
こちらも、ヒノキ造りの素敵な温泉です。
源泉があふれ出していて、気持ちがよいです。
シャワーとカランの前には、DHCのシャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されています。
千人風呂では、石鹸類は使用できないので、身体を洗ったりシャンプーしたりするのは、こちらのお風呂で行います。
湯温は、千人風呂の「熱湯」と「四分六分の湯」の、ちょうど中間ぐらいでした。
時間を気にせず、のんびりゆったり、湯あみを楽しむことができました。
4.夕食
夕食は、食事会場でいただきました。
一泊目の夕食のお品書きは、下記のとおりです。
魚料理が豊富で、嬉しかったです。
煮物は、豚の角煮でした。お肉が柔らかくて、ほろっととろけるようでした。
鍋物の「せんべい鍋」は、初めて食べました。
せんべいを割って鍋に入れると、柔らかくなり、すごく美味しかったです。
旅館の土産物売り場で、早速購入しました。
最後に給仕された「冷やしおろし蕎麦」は、満腹なのに、つるっと食べられました。
二泊目の夕食のお品書きは、下記のとおりです。
蒸し物は、好物の「あさり酒蒸し」でした。
二泊目の鍋は、「三平汁」。
魚と野菜の出汁がよくきいて、よいお味でした。
しめのお蕎麦は、「オクラとろろ蕎麦」。冷たくて、しゃっきとしていて、美味しかったです。
5.朝食
朝食は、バイキングでした。
食事会場では、大きな窓から緑がよく見えました。
旅行では、動かず食べてばかりになるので、野菜と果物中心のヘルシーな朝食にしました。
手作り豆腐がすごくおいしかったので、お代わりしました。
6.昼食
お昼は、旅館内にある「鬼面庵」で、お蕎麦を食べました。
広々とした店内で、落ち着いて食事ができました。
そば茶と天然水は、自分で好きなだけ飲むことができます。
お蕎麦が大好きなので、ざるそばの大盛りにしました!
多いかな・・と思いましたが、ペロッと食べられました。
「カップアイス引換券」をいただいたので、食後に早速食べました。
シャリっとした冷たいアイスが、美味しかったです!
すごくお得な気分になりました。
7.アクセス
東京などから新幹線でアクセスする場合、まず「新青森駅」で下車します。
「新青森駅」からJRで「青森駅」まで移動します。
一駅6分で到着します。
「青森駅」までは、旅館の無料送迎バスが出ています。
事前に予約が必要です。
8.まとめ
酸ヶ湯温泉旅館には、旅館棟と湯治棟がありますが、今回は、旅館棟に2泊しました。
酸ヶ湯温泉の説明に、「10日で万病に効果がある」と書かれていました。
次回は、もっと長く逗留して、本格的な湯治を体験してみたいです。